DM8(遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神)は周知の通り、デッキキャパシティとドミノ稼ぎの難易度が非常に高い。繰り返し戦える相手からは、デッキキャパシティを1しか稼げない。攻撃力1000のモンスターを1枚入れるだけでも87周必要になる。
ただしラスボスである天満太陽&レシェフを撃破後は、永遠の間という稼ぎ用のステージが開放される。1戦勝利するだけで、デッキキャパシティを10 or 20獲得することが可能。ただしこのステージの敵はLPが30000 or 60000と非常に高い。「ラーの翼神竜(フェニックスモード)が手札にくれば勝ち確」といわれている本作だが、永遠の間の相手はラーを待つだけでは勝つのが厳しい。序盤にラーを引くことができても、直接攻撃が8回 or 12回必要。すべての敵が光の護封剣を3積みしているため、なかなか攻撃を通すことができない。ダメージを稼ごうとして、下手にモンスターを並べると、死者蘇生や心変わりで逆に利用される恐れがある。特に闇遊戯・闇マリク・海馬に至っては、神のカードを召喚され詰みかねない。そもそも相手は女邪神ヌヴァイア、ダーク・エルフ、秒殺の暗殺者等、攻撃力2600の下級モンスターを3積みしているため、単純にパワー負けしてしまう。
↓相手デッキの参考サイト
以上のように、永遠の間のデュエリストは極悪チート使いのため、安定して勝利することが難しい。しかしそんな連中にも付け入る隙はある。すべての敵が強欲な壺を3積みしているため、デッキ切れによる勝利が狙える。こちらは徹底して守りきり、ターンを稼ぐことで相手のデッキ切れを誘発するという作戦だ。ちなみにこのゲーム、チート使いだらけだが反面AIはアホなので、残りデッキが1枚にもかかわらず、強欲な壺を発動して自滅する爆笑プレイを拝める。
永遠の間で戦えるデュエリストは9人いるが、その中でオススメは闇バクラ。デッキの種族/召喚魔族が偏っているため対策が取りやすい。そして入手キャパシティも20。
バクラのデッキ参考↓
以下は対闇バクラ周回用のデッキレシピ
種類 | カード名 | 枚数 | ATK/DEF | 種族/召喚魔族 | 効果 | コスト |
モ | ラーの翼神竜(フェニックスモード) | 1 | 4000/4000 | 炎/神 | 墓地に送るとバトルモードを召喚 | 0 |
モ | ぬま地のまじゅう王 | 3 | 1000/1100 | 水/土 | フィールド上のモンスターをすべて破壊 | 103 |
モ | 死者のうで | 3 | 600/600 | アンデット/悪魔 | 相手モンスター1体と自身を破壊 | 37 |
モ | 千眼のじゃ教神 | 3 | 0/0 | 魔法使い/幻想 | - | 10 |
魔 | 最終戦争 | 3 | - | - | 互いのフィールド・手札のカードすべて破壊 | 15 |
魔 | 大あらし | 1 | - | - | 互いのフィールドのカードをすべて破壊 | 150 |
魔 | ブラックホール | 1 | - | - | 互いのモンスターをすべて破壊 | 100 |
魔 | サンダーボルト | 1 | - | - | 相手モンスターをすべて破壊 | 150 |
魔 | 天使の生き血 | 2 | LPを2000回復 | 50 | ||
魔 | 治りょうの神 ディアン・ケト | 1 | LPを5000回復 | 100 | ||
魔 | 光の護ふうけん | 1 | 相手は3ターン攻撃不可 伏せモンスター表表示 |
300 | ||
魔 | 死のデッキ破壊ウイルス | 1 | 相手の攻撃力1500以上のモンスターをすべて破壊 | 100 | ||
魔 | やみへの手招き | 3 | 相手モンスターを1体破壊 | 15 | ||
魔 | 悪まばらい | 3 | 相手の悪魔族モンスターをすべて破壊 | 15 | ||
魔 | 強よくなつぼ | 1 | カードを2枚引く | 150 | ||
罠 | アマゾネスのどきゅう隊 | 3 | 攻撃モンスターを1ターン動けなくする 攻守500ダウン |
70 | ||
罠 | りゅう酸のたまった落としあな | 3 | 攻撃モンスターが3000以下の場合破壊 | 70 | ||
罠 | 万能地らいグレイモヤ | 2 | 攻撃モンスターを破壊 | 100 | ||
罠 | げき流そう | 1 | 相手モンスターをすべて破壊 | 200 | ||
罠 | メサイアのあり地ごく | 3 | 攻撃モンスターを1ターン動けなくする | 0 |
総コストは2555。おそらくクリア直後だと間違いなくコストオーバーしているはず。その場合は、光の護封剣や強欲な壺のような高コストカードを、ダーク・アイズ・イリュージョニスト(攻守0、幻想魔族)に入れ替えると良いだろう。闇バクラの良いところは、デッキが黒魔族に偏っていることである。攻守0コンビが最大限に活かせる。壁として機能するだけでなく、死者蘇生や心変わりで奪取されても被害が少ない。万一生贄にされても、バクラの上級モンスターは死霊伯爵とダーク・ネクロフィアしかいないため、それほど脅威にはならない。
補足すると強欲な壺はこのデッキにおいては必須のカードではない。ただDM8のカードプールでは他に入れるカードもない。
以下、デュエル方針。
・基本的には罠カードで敵の攻撃を凌ぎ、除去カードで相手フィールドにモンスターが溜まらない状況を維持する。序盤・中盤の相手と異なり、相手デッキは半分以上が魔法・罠を占めているため、何も召喚できるモンスターがいないということがよく起こる。
・ハーピィの羽箒が3積みされているため、罠カードを並べすぎないこと。
・最終戦争は少しでも状況が悪くなったら迷わず使う。前述の通り、相手のデッキには下級モンスターがそれほど多くなく、最終戦争を使ってもこちらがピンチになることは少ない。(それでも相手優位な状況を作ってしまうことには変わらないが。)
・ラーの翼神竜は、ダメージソースではなく、壁兼除去カード感覚で使う。冒頭の通りライフを0にしての勝利は現実的ではない。初手でドローできれば狙うレベル。
・バクラが持っているウィジャ盤について。基本的に警戒する必要無し。DM8のAIは手札の魔法・罠カードは必ずセットするようになっているらしく、ウィジャ盤が揃うスペースはまず確保されない。特に神のカードでしか攻撃しない本デッキでは相手の罠(激流葬×3)が発動されることはないし、そうでなくとも最終戦争や大嵐がある。